フィギュアを経年劣化させる原因とフィギュアを守るための防止策
フィギュアは何もしなくても経年劣化によって品質が劣化していきます。
劣化の中でも顕著なものは、紫外線を浴びることによる変色です。日差しの強い場所に置いておくと、短期間で色が抜けてしまうので注意しましょう。
変色の防止策としては窓から遠い場所を選んで保管する方法が一般的です。
保管用の部屋には窓がないことが多いですが、これは紫外線の影響を防ぐためです。
さらに徹底した対策をするなら、室内灯をLED電球にする方法があります。
近紫外LEDや紫色LEDなどを除き、一般的なLED照明は紫外線を発生させません。
白熱電球や蛍光灯は紫外線を発生させますが、前者に関しては少ない傾向があります。照明による紫外線の影響を抑えるためには、照明器具にカバーをつける方法が役立ちます。
経年劣化から守るためには、室温・湿度を適切に保つことも大切です。高温多湿の環境で保管すると、べたつきを招くことがあります。
素材がやわらかいフィギュアだと少しずつ変質して溶けてしまう可能性もあります。そこでフィギュアを保管する部屋にはエアコンを設置し、室温・湿度を適切に維持しましょう。
除湿機に関しては除湿に加えて室温上昇を招いてしまうタイプがあるので、その際はエアコンの除湿・冷房を活用するのが得策です。
空気の流れが悪い場所に保管する場合は、ニオイがつきやすくなる問題があります。
ニオイ対策は換気が基本となるため、換気扇を使用したり、窓を開けたりして新鮮な空気を取り込みましょう。
ほこりもフィギュアの経年劣化を進行させる原因です。ほこりを溜めないためには部屋をこまめに掃除することが大切です。
フィギュアを綺麗に保つためにはエアダスターが重宝します。ほこりを溜め込むと固まってしまう恐れがあるため、そうなる前に落としておきましょう。
徹底したほこり対策をするなら、ディスプレイケースに入れて保管するのが得策です。ほこりとの接触を避けることで、いつもピカピカの状態を維持できます。
フィギュアの経年劣化を防ぐことは、フィギュアの資産価値を守ることにつながるのです。